2005年08月25日

ひぐらし【OCEANIC DEEP】

 忘れない、いつまでも
   それだけは、約束する――



イントロのピアノソロからもう「切ない」としか言いようのない曲です。

歌詞を見ているとよくわかるんですが、過去形の言葉の羅列が目立ちます。
「思いを伝えたかった」、「二人で見たかった」……
そして、サビメロで繰り返される「遠ざかる」と言う単語。
ゆったりとした曲調にそれらの言葉が乗って、「郷愁」や「別れ」といったものを連想させます。
曲名『ひぐらし』が象徴しているように、僕は山の夏の夕暮れというイメージが浮かびます。
(本当の蜩は気温に依存して鳴くので、朝でも鳴きますがね(苦)


この曲では三線(だと思います、多分)が使われていて、その音がとても効果的。
どこか寂しげでしっとりとしたボーカルSHIGEさんの声と、ピアノの澄んだ音が切なさを倍増……
さらに、ビオラの音の響きが、この切ない歌詞によくあうんですよ……


あー、聞きながらレビュー書いてると泣けてきた(涙)

僕自身が、かつて田舎と呼ばれた場所に暮らしているので、昔を思い出す気分です。
幼いころ、夕日が山に隠れたころに縁側にいると、道路向かいの神社の森からヒグラシの声が聞こえてきたものです。
僕は夕立が好きなので(なぜか小さいころからそうだった)、夕立の後ヒグラシが鳴きだす、その時間がすごく好きでした。
あのころはまだ家の近所はほとんどが田んぼで、夏が近づくころに蛍取りをしたのも思い出します。
田んぼに蛍がいたんですよ。
今の僕の足で歩いて、10分足らずのところに、いました。
でも今は、セミの鳴き声だけが残り、それ以外はすべて変わってしまいました。
田んぼのあったところには家が建ち、蛍の代わりに街灯が光っています。

変わらないものなんて何もないけれど、忘れずにいることは必要だと思う今日この頃。




『ひぐらし』への感想、および僕へのツッコミはコメント欄へどうぞ……
posted by 青葉和 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽鑑賞生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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